公務員試験とは |
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地方公務員試験というのは一般的な名称です。
厳密に言えば地方公務員試験と言う試験はありません。
あるのは、各都道府県が実施する試験や各市町村が実施する試験だけです。
それらをまとめて地方公務員試験と呼んだりします。
日本は地方分権が認められていますから、
各地方自治体は自由に採用試験を行うことができます。
しかし、各自が自由に試験を行ったのでは、試験問題を用意するのも大変だし、
受験生もたくさんの自治体を併願することができて、思うように採用が行えません。
そのため、だいたい試験日を統一して、その日に一斉に各地方自治体が試験を行うのです。
といっても、全ての自治体が同じ日に試験をするわけではありません。
基本的には、6月に行われるA日程、7月に行われるB日程、9月に行われるC日程、
10月に行われるD日程に分けられます。
ですので、受験生は計4回のチャンスがあるわけです。
(もちろんどこの自治体でも構わないから公務員になりたい人なら、ですが)
試験内容は、国家公務員試験と同じで、だいたい筆記試験と面接試験です。
たまに体力測定試験もある自治体もあります。
また、ここでも最終合格=採用というわけではありません。
最終合格しても、同じく採用名簿に登録されるだけです。
そして、上位順位の人から順番に欠員が出るたびに採用されていきます。
しかし、あまり採用漏れが起こる事はありません。
各自治体も今年度に退職する人の人数は把握していますので、
それに合わせて最終合格とさせているからです。 |