生活百科事典

子の親権者変更

子の親権者変更

結婚して子供が居る場合、子の親権者は両親ですが、離婚すると子の親権者は夫か妻のどちらかに定められてしまいます。親権とは子が20歳に達するまで子を監督・保護・教育する権利・義務のことです。離婚する際には親権者の務めを果たすつもりであっても、現実として親権者の義務を果たせなくなってしまう人もいます。そういった場合に、親権者を交代させるため「親権者変更申立書」を家庭裁判所に提出します。
親権者変更の許可条件
1.子の父母の間で合意している。
2.親権者の変更が子の利益になる。
3.子が生活上不幸な境遇にある。
4.今の親権者に問題がある。

「親権者変更申立書」の届け出の仕方
1.申立人
子の父母、あるいは親族
2.申し立てる役所
相手側の住所地の家庭裁判所、あるいは当事者が合意した家庭裁判所
3.必要書類
子、父母の戸籍謄本各1通

親権者変更届

親権者の変更申し立てにより親権者の変更が認められたら、「親権者変更届」を提出しなければなりません。「親権者変更届」には家庭裁判所から交付された変更の調停調書、審判書の謄本を添付して提出します。この届け出が受理されると、親権者の変更が戸籍の身分事項欄に正式に記載されることになります。
「親権者変更届」の出し方
1.届出人
家庭裁判所に親権者変更申し立てて、調停・審判を受けた人
2.届け出る役所
親権者となった父母の本籍地あるいは住所地の市区町村の戸籍窓口
3.必要書類
親権者変更届(窓口に用意されている)、調書の謄本(調停決着の場合)、審判の謄本と審判確定証明書(審判決着の場合)
4.期限
家庭裁判所で調停か審判の成立の日から10日以内
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